架空の事例を下敷きに転職に関する考察を試みる。
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転職の動機
- スカウト|報酬・待遇
- 求人情報サイトに登録していると、あるいは過去に利用していると、情報が流れて、企業から委託を受けたスカウト業者/リクルーターから声が掛かることもある。多くの場合、現状よりいい条件を提示してくる。
- 話を受けた側は、自分の人材としての価値を再確認(再評価)することが出来る。自分に相応しい職場、その可能性について検討する事だろう。
- 世間の実態は、その程度のオファー(例えば年収が+50%未満)ではリスクを取って迄移ることにはならない。ノウハウ・人脈など蓄積したものを失うことになるし、将来的な見通しも一定の判断ができるからだ。
- 動機としての他社からの打診というのは、本質的には新聞の求人ページやネットの求人サイトの閲覧と変わるものではない。そこに魅力的な文言が並べば、自然と彼我の比較をする。
- 結論から言えば、報酬が50%以上アップ。やりたい仕事ができる。自分の力が生かせる。ポジションが取れる。住宅環境・教育など有益な付帯条件など全体的な魅力的なオファーが前提だろう。
- 極端に給料の低い貧乏会社にいるなら、さっさと転職していいだろう。しかし、アパレル等の業界全体の給料が低いケースでは転身し方も工夫が必要。
- 仕事の充実/キャリア形成
- 仕事が面白く、能力的な適性を感じ、やりがいもあって、成果も出ていて、相応しい評価(報酬)を得ている。自分の成長も感じるし、キャリア形成を含めて、今後の展望も明確なビジョンを持つことが出来て、不安はない。こういう時に転職の動機にはならない。
- 実際は、この幾つかに不足・不満・不安を感じている。チャレンジする意欲はあるが機会がない。
- 自己成長エンジンの部分で、ここは妥協的な姿勢は好ましくない。必要な仕事が得られていないと判断できるなら転職を考えて当然。しかし、殆どの仕事にはそれなりのやりがいがあると言うことも事実。自分の力量創意工夫研さんの問題をすり替えている可能性がある時は発想を変える必要がある。適正と好みは別問題と言うこと。
- 職場環境/企業文化
- 他社との比較で、只の不平不満に過ぎないことが多いが、社会性・法規制適応などでずれていたら、限りなくブラックだから気付いた時点で転職していい。
- リモートワーク:感染症対策の一環なら一過性のものだし、業種や事業環境でこんなこともある。生産性が改善されるなどの業務再設計ができるなら取り組んでいい。リモートワークへの取組に程度が理由になる訳がない。それでも週2日のリモートワークなら積極的な取り組みと言えるだろう。
- 役員・管理職の公私混同:公私混同の無い企業があったらお目にかかりたい。聞きかじった話なのか、自分が関係した理不尽なのか。全車なら無視していいし、後者なら社長に直訴すればいい。社長も了解しているなら、公然とした裏ルールと理解していい。
- 週休2日制:年間112日とリクルートサイトに記載がある。完全週休2日とは記載がない。確認漏れ。
- 残業:標準給与は残業15時間を含む?。そういう説明は最初に確認する話だろう。その程度が身体に負担って大げさすぎる。IT領域にいたら、36協定違反届けを出すのが普通。逆に残業がない職場は小遣い稼ぎも出来なくて苦労する。
- 会議室の飛沫対策:自分たちでやることだろう。
- 出張(毎週)自粛なし。意味不明。ワクチン接種していれば殊更の自粛の必要はないだろう。むしろ出張があった方がメリットもあるのでは。
- オフィス内の飲酒:論外だろう。普通の会社ならルールがあるし、ガイドライン網だろう。人事に相談しない理由は?。
- 経営陣のモラルが低い:本当なの?。